気になる顎の痛みがつらい。蓄膿症と診断された、または蓄膿症に心当たりがある。
激痛ではないが、奥の方からひびく継続的な痛み。
なかなか治らない顎の痛みは蓄膿症によるものかもしれません。
なぜ蓄膿症により顎が痛くなるのでしょう。また、痛い時はどのように対処すれば良いのかまとめてみました。
蓄膿症でなぜ顎が痛くなる?
蓄膿症とは慢性的な副鼻腔炎の事をいいます。副鼻腔とは、鼻の奥にある空洞で、ここが炎症をおこし、膿がたまることをいいます。
副鼻腔の炎症により顔面が痛くなることがあり、そのひとつとして顎が痛くなるのです。
画像引用:www.shonan-hiratsuka-seitai.com
また、蓄膿症では多くの場合、鼻がつまり口呼吸になりがちです。
長期間の口呼吸により顎周辺の筋肉を使うため、筋肉疲労を起こし痛みが生じることもあります。
蓄膿症とは慢性副鼻腔炎の事をいいますが、副鼻腔炎とは副鼻腔に起きる炎症の事で、副鼻腔は鼻の奥にある空洞で前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形洞からなります。
これらはすべて鼻腔とつながっています。上顎洞は歯の少し上にありますが、虫歯が原因で炎症を起こすこともあります。
歯が原因で上顎洞が炎症を起こしている場合には、歯性上顎洞炎という病名が用いられます。
蓄膿症の顎の痛みにできること
蓄膿症で顎の痛みがつらいときに何が出来るのでしょうか?3つの対処法をご紹介しますが、1つだけでなく合わせて2つ、3つ試してください。いずれも、顎の痛みがある蓄膿症の治療には欠かせない対処法です。
・顎周辺の筋肉をもみほぐす
副鼻腔炎では鼻づまりから口呼吸になり顎周辺の筋肉疲労をおこしがちなので、痛む箇所をマッサージするようにもみほぐしてみましょう。強くやるのではなく、気持ちいいくらいの力加減でぐりぐり回しながらもむといいでしょう。
・耳鼻科を受診する
やはり蓄膿症の可能性があれば耳鼻科で受診し、投薬治療などを試す価値はあると思われます。中には薬が効果の出ない場合もあるようですが、早期であれば薬が奏功することが多いようです。副鼻腔の膿がなくなれば顎の痛みもなくなるでしょう。
・歯科医に検診にいく
蓄膿症で顎に痛みがあれば、虫歯である可能性があります。歯が原因であれば蓄膿症の治療にもつながりますので歯医者で虫歯がないか検診を受けて下さい。
まとめ
蓄膿症の顎の痛みの原因とは
・蓄膿症とは副鼻腔に膿がたまり炎症をおこしている状態です。炎症が理由で顔面に痛みを伴うことがあります。顎の痛みもその一部です。
・虫歯の影響で上顎洞に炎症が起きて顎の痛みが起こる場合がある。
蓄膿症の顎の痛みの対処法
・痛む部分の筋肉をマッサージでほぐす。
・耳鼻科で診察を受ける。
・歯科医を受診する。
コメントを残す