子どもの突然の発熱は、子育てをしている親が最も心配することの一つです。
特に気管支炎などを起こしていての発熱は、他の症状と重なって子どももきつそうなので、見ている親としてもつらいところでしょう。
ただの風邪ではなく、気管支炎を起こしていての熱の症状には、いくつか特徴があります。
ですから、正しい対処方法を知っていれば突然子どもが熱を出しても心配する必要がなくなるのです。
そこでここでは、子どもの気管支炎にスポットを当てて、気管支炎症状の一つである熱の正しい対処法をご紹介していきます。
子どもの気管支炎の症状まとめ
気管支炎の熱の症状
そもそも、気管支炎とは呼吸器系の臓器である気管支が炎症を起こす病気です。
炎症を起こす理由は様々ですが、ポピュラーなのは細菌やウイルスの感染による炎症で、それによって炎症を起こし狭くなった気管支が原因で咳や痰が出たり、呼吸をするたびに「ゼーゼー」という喘鳴を起こしたりします。
中でも心配な症状が熱です。気管支炎の熱には他の病気の熱とは違う特徴があります。
気管支炎の時の熱は、だらだらと長引く微熱やぶり返す熱が特徴なのです。
気管支炎にかかってすぐの急性期には高熱も出ますが、その高熱は意外とすぐに解熱します。
だから、もう治ったと思って学校や幼稚園などに行かせると、また熱がぶり返したり、微熱が続いたりするのです。
こうした熱の症状が長引いている時には、気管支炎が悪化して気管支の奥の方まで炎症を起こしていたり、肺炎を起こしていたりする場合があるので、注意して様子を観察するようにしましょう。
画像引用:karadanote.jp
発熱の正しい対処法①
基本的に、熱は解熱剤で下げない方が良いと思って下さい。
熱というのは、身体の中のウイルスや細菌を殺すために行われる正常な免疫反応です。
ですから、薬で熱を下げてしまうと自己免疫力が下がってしまうのです。
熱はできるだけ自分の力で下げるようにしましょう。
経口補水液やスポーツドリンクなどで水分をしっかり補給しながら、貼るタイプや枕タイプの保冷剤で身体を冷やして熱を下げるようにします。
身体を冷やす時には、わきの下や太ももの付け根、首の後ろ、額などを冷やすようにすると効果的です。
とは言え、あまりにも高熱な場合には脳に深刻な影響を与える恐れもありますから、解熱剤も上手に使ってくださいね。
発熱の正しい対処法②
昔は、熱がある時の入浴はNGだと言われていましたが、今は必ずしもNGという訳ではないようです。
入浴には体力を使うので、あまりに熱が高い時には避けた方が無難ですが、熱が下がってきて体力もありそうな時には、身体を温め発汗を促すことで熱を下げる効果も期待できますから、軽めの入浴ならしても問題ありません。
その際は、髪や身体をしっかり拭いて入浴後は身体を冷やさないように心掛けましょう。かえって熱をぶり返させてしまいます。
まとめ
以上が子どもの気管支炎の熱症状に対する対処法ですが、いかがでしょうか?
気管支炎というのは特に専用の薬がある訳ではありません。
熱の症状には解熱剤、咳の症状には鎮咳剤…といった感じで、対症療法が主な治療法になります。
つまり、気管支炎を治すためには安静にして自然治癒に任せるしかないのです。
そのためにも、熱の症状はしっかり様子を観察しておくと、病院へ受診するタイミングやお薬を使うタイミングに対する良い判断材料になります。
こちらの記事を参考にしていただき、子どもの体調管理にお役立てくださいね。
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