ここ数年の間に増加したと言われる病気に「急性胃腸炎」というものがあります。
急性胃腸炎は、何の前触れもなく急に腹痛や下痢、嘔吐などの症状を引き起こす胃腸炎で、主な原因は細菌やウイルスに感染したことによるものだと考えられています。
ですが、最近ではそういった細菌やウイルスに感染していないのに急性胃腸炎をおこす人が増えてきているというのを御存知でしょうか?
特に学生や社会人に増えてきているその胃腸炎の原因は、ストレスや疲れだと考えられているのです。
そこでここでは、疲れが原因の胃腸炎について詳しくお話していきたいと思います。
胃腸炎と疲労の関係
疲れが胃腸炎の原因になる?
「疲れ」が原因で下痢や嘔吐など胃腸炎の症状を起こすことが本当にあるのでしょうか?
細菌やウイルスなどの感染が原因で起こした胃腸炎ではない、疲れやストレスが原因と考えられる胃腸炎は「ストレス性胃腸炎」とも呼ばれています。
私たちの身体は、外的また内的ストレスを受けると胃酸の分泌が促進されるようになっています。
そうすると、胃の活動が活発化して胃酸により胃の粘膜が荒れてしまいます。
胃腸というのは、私たちの身体の中でも特に疲れを溜めやすい臓器です。疲れが溜まっている時に胃の粘膜が荒れていることが重なることで、急性胃腸炎を引き起こしてしまうのです。
画像引用:quiizu.com
注意するべきポイント!
急性胃腸炎になったら、まずは病院を受診して医師の診断を仰ぎましょう。
急激な下痢や嘔吐は、繰り返すことで脱水症状を引き起こしてしまう危険があります。
また、明らかに細菌やウイルスに感染した胃腸炎と違って、疲れが原因の胃腸炎は「胃腸炎」と診断することも難しく、他の病気と間違えられることがあります。
ですから、決して自己判断をせずに病院にきちんとかかることが大切です。
もし病院にかかって薬をもらうなどした後でも、症状が治まらない時には再度別の病院を受診してみることがおすすめです。
予防するのに重要なことは?
このような「疲れ」が原因で起こる胃腸炎は、何度も繰り返してしまう傾向にあります。
ですから、急性胃腸炎の原因が疲れだと分かった人は心身ともにできるだけリラックスした状態で生活するように心掛けると良いでしょう。
先程も少し述べていますが、胃腸というのは私たちの溜まった疲労の影響を受けやすい臓器です。
胃腸を労わるには、できるだけリラックス・リフレッシュして生活することを心掛け、食生活なども規則正しいものにしていくことが重要です。
そうした日頃からの積み重ねが、胃腸炎の予防に繋がるのです。
胃腸炎を早く治すポイント!
疲れが原因の胃腸炎にかかってしまった時には、できるだけ胃腸に負担をかけないようにする必要があります。
嘔吐や下痢などの症状があるうちは、固形の食事を控えて水分補給をするように心掛けましょう。
嘔吐が酷くて口から水分補給ができない状態の時には、病院で点滴を受けるなどして水分補給に努めます。
症状が治まってきたら、少しずつ食べ物を食べるようにしましょう。
すりおろしたりんごやバナナ、ゼリーなどの胃に優しい食べ物がおすすめです。
おかゆも、最初は重湯のように米粒がない状態のものから食べていくようにしましょう。
胃腸にかかるストレスをできるだけ和らげてあげることが、胃腸炎を早く治す最大のポイントです。
まとめ
このように、疲れが原因の胃腸炎は多忙でストレスを多く抱える現代人にはかかりやすい病気であるということが分かっていただけたと思います。
あなたも、疲れが溜まったと感じた時にはできるだけリラックスして心身を休ませてあげるように心掛けて、胃腸炎にかからないようにし
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