寒い季節になると心配になるのが風邪やインフルエンザなどの冬に流行する病気ですね。
こうした病気は、こじらせると気管支炎などを起こして回復に時間がかかってしまうので、しっかり予防しておきたいところです。
ですが、冬じゃないからといって油断していると大変!
夏に流行する病気の中にも気管支炎などを起こしてしまうものがあるのです。
そのサインは「倦怠感」。
なかなか治まらない咳と倦怠感を一緒に感じた時には、気管支炎にかかっている可能性があるというのです。
気管支炎の時に感じる倦怠感の原因とは一体何なのでしょうか?
ここではその原因と対策について詳しくお話してきます。
気管支炎の倦怠感の症状の正しい対処法!
気管支炎の倦怠感の原因
気管支炎で特に倦怠感の症状がでるものに「急性細気管支炎」というものがあります。
これは、夏によく流行するアデノウイルスなどに代表されるウイルス性の気管支炎に見られる症状です。
ウイルス性の急性気管支炎は、気管支の粘膜がウイルスに感染して炎症を引き起こしてしまうことで発症します。
その症状には個人差がありますが、一般的にはひどい咳や痰が一番の特徴です。
咳や痰が長く続くと、動悸や息切れが起こります。またそれに合わせて発熱することもあります。
発熱は高熱ではなく微熱が長い期間続く場合が多く、これらのことにより全身の倦怠感を感じるのです。
画像引用:www.health-goods.net
倦怠感の対処法①
気管支炎による倦怠感が続く時には、どのように対処すれば良いのでしょうか?
熱が高くなければ、薬などで熱を下げることはあまりおすすめしません。
熱は、身体の中の免疫機能がウイルスや細菌をやっつけるために出しているもので、むやみに下げる必要がないと考えられているからです。
ですから、あまり高くない熱の時には解熱剤などは使わずに水分をしっかり取って安静にするようにしましょう。
倦怠感を感じる時には、特に安静にしておくと良いでしょう。
倦怠感の対処法②
全身の倦怠感を感じている時は、身体が辛いのになかなか眠れないということもあります。
その際におすすめなのが「下肢挙上」による安静です。クッションなどを活用して両足を少し上げて休みます。
そうすることで下肢のむくみが解消して倦怠感が軽くなることがあります。
また、身体を横向きにしてクッションなどを抱え込む「安楽体位」という姿勢もありますから、倦怠感が強くて眠れない時には是非試してみて下さいね。
倦怠感の対処法③
身体をしっかり温めてから休むことでしっかり休息が取れて倦怠感が軽くなる場合があります。
身体を温めるには「入浴」が一番ですが、熱が続いている時にはお風呂も控えた方が良い時があります。
その時には、身体を温める効果がある食べ物や飲み物で身体の内側から温めることをおすすめします。
身体を温める効果が高い生姜などを入れた「しょうが紅茶」などは、手軽に作れて身体を芯から温めてくれます。是非やってみて下さいね。
まとめ
このように、気管支炎の倦怠感にはまず「安静」が一番の対処法です。
いずれにしても、病院へ受診して医師の診断をしっかり仰いでから安静を心掛けることで気管支炎は早く回復します。
そうすると、あなたを苦しめる倦怠感からも解放されるのです。
正しい対処法で早く健康を取り戻せるように、困った時には是非こちらを参考にしてみてくださいね。
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