忘年会や新年会、パーティーなどで美味しいものを食べる機会が増えるこれからの季節、お腹の調子には十分気を配っておきたいものです。
ですが、胃痛や吐き気、腹痛や下痢など…ただの「食べ過ぎ」が原因ではないこともあるので要注意!あなたの胃腸炎の原因は、もしかすると他の要因が関係しているのかも知れません。
そこでここでは、これからの季節に特に食べる機会が増える「鶏肉」が原因の胃腸炎についてお話していきます。
もしかして鶏肉がダメだった?
鶏肉が胃腸炎の原因になる?
普段誰もが当たり前に食べている「鶏肉」が胃腸炎の原因になると言われても、なかなかピンと来ない人も多いのではないでしょうか。
実は、鶏肉を食べて胃腸炎をおこす…いわゆる鶏肉を原因とした食中毒にかかる人の数は増加傾向にあると言われているのです。
鶏肉を食べて胃腸炎などの症状を引き起こしてしまう食中毒の原因は「カンピロバクター」という細菌です。
カンピロバクターは鶏肉をはじめとする家畜類の腸内で生息している細菌で、熱や乾燥に弱いので通常はしっかり加熱調理をすれば死滅する最近です。
ですが、加熱が不十分であったり鶏肉を生食で食べたりすると感染する恐れがあるのです。
鶏肉が原因でカンピロバクター食中毒に感染すると、食べて2~7日で症状が現れてきます。
最初に発熱や頭痛、関節痛のような風邪の引き始めのような症状が出た後で腹痛や下痢を引き起こします。熱も38度以上の熱が出ますし、敗血症のような合併症を引き起こしてしまうこともあるので、気を付けなくてはいけませんね。
注意するべき鶏肉料理
どんな鶏肉料理を食べても必ずカンピロバクターに感染するということではありません。
先程も少しお話していますが、カンピロバクターは熱に大変弱い細菌ですから、
きちんと加熱調理をしていれば感染の心配は殆どありません。
注意するべき鶏肉料理は、鶏肉を生食で食べる「鳥刺し」「鳥のレバ刺し」のような料理です。
鳥刺しは主に九州地方で好まれる鶏肉料理で、鶏肉の外側を軽くあぶって刺身のようにして食べます。
このような鶏肉を生食で食べる料理は勿論ですが、鶏のたたきのように半生状態で食べる料理も注意が必要です。
また焼き鳥も十分な加熱調理をせずに食べるとカンピロバクター菌に感染する確率が上がるので注意しなくてはなりません。
予防するのに大事な調理方法は?
こうした鶏肉による食中毒を予防するためには、どんな調理方法で鶏肉を料理
すれば良いのでしょうか?
カンピロバクターはしっかり加熱さえすれば死滅する細菌ですから、加熱調理
が一番好ましい調理方法と言えます。
安心安全で鶏肉を食べるためには、加熱時間を長く取る煮込み調理やオーブン調理のような調理方法がおすすめですよ。
鶏肉をおいしく安全に食べれるおすすめメニュー3選
「鶏肉のトマトソース煮込み」
http://cookpad.com/recipe/3539784
鶏肉は軽く焼いた後にしっかり煮込みますので、おいしく安全に食べられます。
少ない材料でとってもお手軽ですよ。
「漬けて焼くだけ♪手羽元のローストチキン」
http://cookpad.com/recipe/3571052
こちらも簡単!漬けだれに漬けてオーブンで焼くだけの簡単メニューです。
オーブン220度という高温で30分以上しっかり焼きますから、食中毒の心配も
ありませんね。
「鶏もも肉のパリパリ照り焼き」
http://cookpad.com/recipe/3519778
定番の鶏照り焼きもおいしく安全に食べましょう。鶏肉はフライパンで蓋をし
てしっかり蒸し焼きにした後で外側をパリパリに焼きます。
まとめ
こちらでご紹介した調理方法を参考にお料理して頂ければ、鶏肉が原因とされ
る胃腸炎にもかかる心配はありません。
鶏肉は出来る限りしっかり加熱調理して食べるように心掛けていきたいもので
すね。
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