ストレスによる胃腸炎になってしまうと吐き気や腹痛、胃の不快感などの辛い症状が続きます。では、この辛い症状はいつまで続くのでしょうか?
また、どのような事に気をつけると、早く治すことができるのでしょうか?胃腸炎を早く治すポイントをいくつか紹介します。
ストレスによる胃腸炎は何日くらいで治る?
一般的なストレスが原因の胃腸炎は嘔吐や下痢などが3~4日続き、少しずつ症状が治まっていく場合が多く、完治するまでには1週間ほどかかると言われています。ウイルス性の胃腸炎と違い激しい症状は出ず、下痢止めの薬を使うのも差支えありませんが、その代りにストレスの原因となっているものを排除しないままでいると症状に変化が起きたり、長引いて慢性化しがちになってしまいます。
ストレスによる胃腸炎を早く治すポイント!
画像引用:scrmble.jp
①とにかくストレスをためない!
ストレスの原因となっている問題を解決することが一番有効ですが、胃腸炎になるほどのストレスとなると、仕事や家庭環境、ストレスを感じやすい性格…など、なかなか解決するのが難しい場合が多いようです。そこで、ストレスをためてしまわないように心がけましょう。ただし、ストレス解消とはいっても胃腸炎を起こしている場合は内臓に負担をかけないように、暴飲暴食だけはしないようにしましょう。また、不眠などの症状もある場合は、思い切って心療内科を受診してみるのもおすすめです。
②胃に優しい食生活をしよう!
吐き気や下痢が治まったからといって、すぐに消化の悪いものや刺激物を食べてはいけません。症状が治まってもまだ完治はしていないのですから、胃に負担がかかって症状が再発…なんてことになってしまいます。しばらくの間は、うどんや軟らかく煮た煮物、白身魚や脂身の少ない肉などを中心とした食生活をしましょう。
③薬に頼りすぎない!
胃薬や下痢止めを飲んで症状が治まっても、薬の力で症状を抑えているだけなので、治ったことにはなりません。薬さえ飲んでいれば大丈夫!と無理な生活を続けることは、さらに胃腸に負担をかけていることになり、胃腸炎の悪化や慢性化につながっていきます。
また、早く治そうと決められた量以上に薬を飲むのも厳禁です。胃腸に負担をかけるほか、思わぬ副作用が現れるかもしれません。薬は決められた用法、用量で十分に効果がでるようになっています。さらに強い効果を求めて自己判断で薬の量を多くしてはいけません。どうしても今飲んでいる薬の効果が感じられない場合は薬剤師や医師に相談しましょう。
④どうしてもだめなら病院へ!
病院に行くのは待たされて時間がかかるし、お金もかかるし…と敬遠してしまう人もいるかもしれません。
日常の生活をしながら胃腸炎が治ればそれが一番負担が少ないのですが、症状がひどい場合や、長引く場合、市販の薬で効果が得られない場合は病院を受診しましょう。
詳しい検査や診察を受けることで胃潰瘍、胃がんなど胃腸炎以外の病気が無いか分かりますし、ストレス性の胃腸炎の場合は不眠症やうつ病を併発している場合も考えられます。
症状を把握することで的確な治療を受けることができるので、一見面倒な感じがしますが胃腸炎を完全に治すには一番の近道といえるでしょう。
まとめ
ストレスが原因の胃腸炎はあまり激しい症状が出ない分、他の人には辛さが伝わりにくいものです。しかも、ストレスの原因となっている問題を抱えている間は再発したり、長期化したりと、完全に治すのは難しい場合が多いようです。
胃腸炎になってしまったら無理はせずに、ゆっくり休んで自分の体をいたわってあげて下さい。また、ストレスを抱え込まず、周りの人に相談する、スポーツをする、カラオケに行くなど、自分に合ったストレス解消法でストレスと上手に付き合っていくようにしましょう。
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