車を運転していて長時間ドライブの後にお尻が痛くなった、デスクワークで仕事が終わった後にお尻が痛くなったなど、長く座った後でお尻が痛くなったことがありませんか? その原因と解消法についていくつかご紹介しようと思います。
長く座るとお尻の骨が痛い!3種の解消法をご紹介!
長く座るとおしりが痛いのはなんで?
まず考えられる大きな原因として「腰痛」と「坐骨神経痛」が考えられます。「腰からお尻が痛くなるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、腰から坐骨神経痛の病気が繋がっている場合が多いのです。臀部──お尻の痛みが、太もものほうやお尻の横、膝のほうへと繋がっているようでしたら、坐骨神経痛が考えられます。
画像引用:contents.innolife.net
次に考えられるのが、脊柱管狭窄症です。老化などが引き金になって脊髄の通っている脊柱管が狭くなり、神経が慢性的に圧迫されることを脊柱管狭窄症といいます。脊柱管狭窄症になると歩いたり立ち続けたりしていると、急に下半身などに痛みやしびれが出て歩けなくなります。
またお尻の肉がもともと薄い方は骨が当たることによって擦れて痛むということもありえます。車いすの方などはそのために床ずれを起こす可能性が高いのです。
オススメ解消法①
まず、お尻の肉が薄い方は、あらかじめ薄目のクッションを敷いて骨自体が当たらないように心がけましょう。そしてなるだけ意識してお尻を少し移動させたりするなど、同じ姿勢を長時間続けないようにしてみましょう。仕事でどうしても座りっぱなしが続く方は、座り直すだけでもいいのでやってみましょう。
オススメ解消法②
ツボを押してあげる、ツボを押してみましょう。坐骨神経痛などは効果のあるツボがいくつかあります。家族の方が痛い場合は押してあげる、自分が痛い場合は押してもらいましょう。
“坐骨点”(ざこつてん)
坐骨点はお尻の一番高いところに左右にあり、押してみると痛い場合が多いです。ここをグーっと押してみましょう。痛くて気持ちいいですから。
“委中”(いちゅう)
両膝の裏にあるツボです。ここも坐骨神経痛に効果があります。膝裏はかなり痛みが強く感じますから、気を付けて押してみましょう。
“承扶”(しょうふ)
お尻と足の付け根にあるツボです。お尻の肉を挙げるように押してみましょう。
指で押したり肘を使って押してあげることもできますし、自分でゴルフボールなどでゴロゴロするだけでも効果がありますので、どんどんやってみましょう。
また意外なことに、手にもツボがあります。
(1)第一腰腿点(だいいちようたいてん)
手の甲の人差し指と中指の骨の間で手首に向かうと骨にぶつかる部分
(2)第二腰腿点(だいにようたいてん)
手の甲の中指と薬指の骨の間で手首に向かうと骨にぶつかる部分
(3)座骨神経点(ざこつしんけいてん)
第二腰腿点から指1本分指先に向けてずれた部分
ここも効果がありますので、ネットで検索してみたりして調べながらトライされてみてください。
おススメ解消法③
お尻の痛みに効果があるストレッチをやってみる。
1:立てた片膝にもう片方の脚のアキレス腱をかけて自分の胸に引きつける
片膝を立てて横に→立てた膝にもう一方の脚のアキレス腱辺りをひっかける→S両手を組んで、立てた方の脚膝を自分の胸に近づけるように引いていく
息をはきながら交互にゆっくり行うのがポイントです。
まとめ
以上のように解消法もありますが、それでもまだ痛みが続く場合は、やはり大きな病気が隠されていることも考えられます。脊柱管狭窄症などがそうです。ですので、あまり痛みが強い場合は我慢せずに病院などで相談してみましょう。
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