痛風の名前の由来は、風が吹いただけでも痛みが襲うということからこの名前の由来がきています。
風がふいただけ・・・ここまで痛みが伴う病気なのですね。
良く聞く病名ですが、意外と詳しいことは知らない人が多いのです。
ここではどういう病気かということをお話ししましょう。
足の指先に痛み!それ痛風かも?
痛風とはどういう病気?
まず、痛風とはどんな病気かということですが、血液中の尿酸値が高くなり、足の指や足首などが痛むいわば、血液に関係してくる「関節炎」のことをいいます。
特に出やすいのは、足の親指(拇指)です。
拇指の付け根にでやすいとされています。
だいたい初めて発症される7割の人がこの拇指から発症します。
この痛風ですが、女性より男性の方が多く発症しています。
その割合も約90%という多さです。
発症年齢はだいたい40歳代から発症することがおおいのですが、ここ近年は、若い人にも発症率が高くなってきています。
画像引用:heartfullife.org
痛風になる原因とは何?
この痛風の原因は何かというと、先ほどもお話した通り高尿酸血症です。
こうなるのは、食べ物にも関係があります。
・お酒を多めに飲む人
・たばこを多く吸う人
・甘いものを普段からたくさん食べる人
に該当される人は要注意です。
これらが原因で高尿酸血症となります。
高尿酸血症ですが、尿酸産生過剰または排せつ低下・これらの混合によって現れます。
具体的な原因はまだ解明されていませんが、遺伝も関係していると言われています。
特に痛風になりやすい人として、活動的な中年男性で、アルコールや肉食が好きなタイプが該当するといわれています
他の原因としては、多発性骨髄炎や悪性リンパ腫・悪性貧血・白血病なども含まれます。
また、利尿剤によって尿酸値が高くなりこれが原因となる場合もあります。
痛風の症状とは?
痛風の初期の症状はどのようなものかというと、チクチク痛んでくる・圧迫感を感じる・熱っぽいなどに自覚します。
それから6時間から12時間の間に発作が始まることが多いようです。
この発作ですが、親指などは強烈な痛みで耐え難いものです。
腫れや発疹・熱を伴い、発作はだいたい24時間以内にピークになり、3日から4日くらいになったら少しずつ改善してきます。
そして7日から10日くらいで自然に収まるというのが通常の痛風の状態といえます。
ただ、痛みもなくなってきたからと言って放置すると、さらに悪化します。
発作の時間がさらに短くなって、指は慢性の関節炎と変化していきます。
そしてさらに進行すれば、関節の軟骨が傷みだし骨に欠損が生じます。
そして関節の変形や機能障害が残る場合があるので、治療は早期にしましょう。
治療方法はどんなふうにするの?
治療の方法としてはどのようにすればいいのでしょうか?
治療方法としては、発作の前兆にコルヒチンという薬を服用すると、発作を未然に防ぐことができます。
ただ、発作が始まってしまってからは、効果が出ませんので気を付けてください。
発作が出た場合の対処方法
それでは、発作が起きてしまった場合はどうすれば良いかというと、
非ステロイド性抗炎症薬で痛みを抑制します。
ステロイドといってもいろいろあり、効能として血中濃度の上昇がはやくなり、血中半減期が短いものを使用します。
発作がない場合は?
逆に発作がないときは、アロプリノールまたプロベネシロなどで改善させていきます。
また、治療にはこのような薬だけではなく、生活習慣を正すことも必要です。
太っているのならダイエットをして肥満を解消すること・アルコールの好きな人はアルコールを減らすか辞めるかです。
また、水分補給をじゅうぶんにしてください。
運動・ストレスの解消を目指してください。
万が一、痛風に気が付いたときはどうすれば良いかというと、すぐに整形外科へ行って診察を受けてください。
早ければ早いほど、尿酸値をコントロールすることが可能となって、比較的簡単にできます。
まとめ
痛風はある意味、生活習慣病といってもいいでしょう。
アルコールの飲み過ぎ。
毎日タバコをたくさん吸い、アルコール特にビールをよく飲み、甘いものや脂っこいものが好きでよく食べるなどの生活の不摂生が原因となることもおおいものです。
まずは、生活習慣から見なおしてみませんか?
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