内臓系の病気はその患部が痛むとは限りません。
細かく調べていくと、肩のコリが肝臓からくるものだったり、左肩の痛みは狭心症のサインだったり、腰のコリは腎臓が悪いサインだったりとさまざまです。
食後の背中の痛みの原因は胃潰瘍?
食後の背中の痛みの原因は胃潰瘍?
胃が痛むことはありますか?
その胃の痛み、病気によって痛むタイミングや痛み方が違うようです。
①空腹時や食事前の胃の痛みは、胃酸が過剰に出て起こる場合、胃炎や十二指腸潰瘍が考えられます。明け方近くの体が目を覚ます頃にシクシクとした痛みを感じるようです。
②食後の痛みはすい臓や胆のうが原因の場合もありますが、まずは胃潰瘍を疑ったらいいようです。
画像出典:omoshiroi-zatsugaku.com
胃潰瘍はどんな症状?
胃酸や時にはストレスが原因で胃の粘膜に炎症を起こすことがあります。そのことが原因で胃の粘膜が深くえぐりとられます。その状態が潰瘍です。
そのえぐられ具合が浅いものがびらんというものです。びらんであれば数日で回復します。しかし、胃潰瘍まで進行していると治るのにも時間がかかります。
胃の辺りが痛み、重苦しく、胸やけや背中の痛みが起こります。そのほかにも体重の減少や胃もたれなど不快に感じたりもうします。
重症になると傷ついた胃壁からの出血が起こり吐血したり、胃壁に穴があいて強い痛みが起こりショック状態に陥ったりします。
胃潰瘍で注意すべきこと
胃潰瘍になってしまった時、注意すべきことは、
①胃酸を抑える食事を心掛けること。
②3食を規則正しく食べる。
③朝ごはんは抜かない。
④一度にたくさん食べ過ぎないこと。
⑤なるべく胃に負担を掛けない食べ方を心掛けること。食べる前に牛乳を飲んで胃に膜を作っておくのも良い方法です。
⑥脂っこい物を控えこと。
⑦アルコールは極少量に抑え、禁煙をすること。
⑧できるだけリラックスして生活すること。
これらを守って症状の改善に努めましょう。
食後の背中の痛みを和らげるには?
一番簡単で単純な方法としては、体を温めることです。体を温めると胃の痛みが和らぐと言われています。温かい飲み物を飲むのも良いでしょう。お風呂に入って体を外から温めるのも良いです。
体の右側を下にして寝るといいとも言われています。胃の形状や十二指腸への出口の向きの関係のようです。
横になるのはいいのですが、眠ってしまうのは胃が働きをやめてしまうので消化にはよくないようです。
まとめ
冒頭でも書きましたが、内臓系の病気は体の違う部分が痛んでサインを発することがあります。
背中の痛みは胃潰瘍のサインになっています。サインを見逃さないでしかるべき病院を受診したいものです。
食事や睡眠ももちろん気を付けなくてはいけませんが、胃潰瘍の原因として一番よくないのはストレスです。
日々ストレスを感じずに暮らすのは難しいですが、そのストレスをうまく発散して自分なりにリラックスできる時間を作るようにして、胃に負担を掛けない暮らしをしていきましょう。
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