へバーテン結節は不治の病と言われています。
40歳代以上の女性が多くかかり、男性の10倍です。女性特有の病気と言ってもいいくらいです。
指の節にまずは痛みを感じ、そのあと膨らんでくるようです。その痛みはそれほど強くなく、数年で治まります。
節々の痛みと腫れという症状からしばしばリウマチと間違えられるようなので、素人判断は禁物です。しかし、病気の仕組みから考えれば全く別物だということがわかります。
へバーデン結節を調べてみましょう。
手の親指の第一関節の痛み!ヘバーデン結節が原因?
ヘバーデン結節ってなに?
何か物を握ろうとしてその運動域の小ささや痛さで気づく人が多いです。
その痛みはリウマチとは少し違うようで、へバーデン結節の場合、第一関節に腫れと痛みがあります。ちなみに、第二関節にこのような症状が現れるとブシャール結節という病気です。
気が付いたら指が腫れて変形します。痛みがあるのは、指の関節が変形してきている為と思われます。
画像出典:www.orth.or.jp
どんな症状?
人差し指から小指にかけての第一関節が赤く腫れ曲がりにくくなります。それには痛みを伴い、水膨れのようなものができることもあります。
重ねて、強く握ることが困難になり、動きも悪くなります。
特徴としては、
①左右対称にその症状が現れる。
②物をつまもうとした時に力が入らず、ずきずきと痛むこともある。
③指先に力を入れた時に痛みを感じる。
④第一関節にだけその症状が現れる。
⑤水膨れのようなものができることもある。
関節が腫れるということでリウマチと間違い勝ちですが、上記の症状があるならへバーデン結節の可能性が高いでしょう。
痛みは少なく、たとえ痛んでも時間が経つと軽減されていく特徴があります。
どんな人がなりやすい?
40歳以上の女性が発症しやすいです。
加齢により指を使い過ぎた結果なることが多いです。農業やお裁縫のように手をよく使う人がなりやすいと思われがちですが、加齢の影響を強く受けます。
パソコンやピアノ奏者の人もなりやすいです。そういう人でもやはり若い人よりは年齢の高い人がなります。
遺伝的要素も否定できず、まだ詳しくはわかっていません。若い人でこの病気になる人は肥満との関係もあるようです。
注意すべきポイント
一説では腎臓の病気が影響してヘバーデン結節を発症するという説もあります。
腎臓の病気とかかわりがあるのでしょうか、治療を受けても治りが遅い人がいて、そんな人の共通点はコーヒーをよく飲む習慣があり、甘いものを食べ過ぎる傾向にあるようです。
このことにより、腎臓に負担をかけストレスを受けることにより骨が変形することによると言われているのです。
コーヒーや甘い物の摂取は気を付けた方がよいでしょう。
少しでも痛みを楽にするには?
局所を安静に保ち、急に痛くなる場合はステロイド系の薬を使います。安静に保つ為に局所をテーピングで固定すると痛みが和らぎます。
それでも痛みが取れない時は、手術をすることを考えるといいでしょう。
テーピングにせよ手術にせよ、患部を固定すると痛みが軽減されます。
まとめ
へバーデン結節は指の第一関節が赤く腫れ、痛みが伴う病気です。
関節の痛みということで、リウマチと間違い勝ちですが、リウマチと違って朝のこわばりがありません。
へバーデン結節は骨が増殖するため、骨の棘ができますが、逆にリウマチは骨が破壊されていく病気です。そのほかリウマチとの違いは、明らかに第一関節だけが腫れるところです。
リウマチとは治療方法が違ってくるので、病院でしっかり診断してもらうことが大切です。
レントゲンでみてもらえば診断は明らかです。
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