風邪で背中が痛くなることってありますよね。ただでさえ鼻水や咳がでて体もだるい。
なのに背中の痛みもでてきて原因も気になるし、どうにかしたい!
今回はそんな悩みを解決するため、背中の痛みが起きる理由や解消法を調べてみました。
背中の痛みの原因と少しでも楽になる方法
風邪で背中がどうして痛くなるの?
風邪を引くと体はウィルスや細菌をやっけようと免疫反応を起こして、さまざまな物質を放出します。
そのなかにはサイトカインなど発痛物質が含まれていて、血流に乗って背中にも運ばれて痛みを感じやすい状態になります。
そしてもともと、背中のコリなど痛みが起きやすい状態に重なってしまうので、痛みが起きてしまうわけです。
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少しでも楽になるための、私がやってる解消法
背中のコリで困ったときに私のおこなう解消法を3つご紹介します。
どれも軽い運動やマッサージを伴うもので、血流を促すものです。熱がある場合などは、さすがにできないと思います。
自分の体調と相談して、少し元気がでてきてスッキリしたいなーという時に、使ってみてください。
背中のツボを温める
背中の上部には「風門(ふうもん)」というツボがあるのですが、そこをあたためます。
首を曲げると飛び出る骨があります。隆椎(第7頚椎の棘突起)というのですが、そこから指2本分くらい下がり、そこからまた指2本分外側に「風門」のツボがあります。
ここが風邪予防のツボになります。また「膏肓(こうこう)」という肩甲骨の内側のごりごりとしたところが背中の痛み、風邪、呼吸器疾患に効果のあるツボだとされています。
ここを私はドライヤーの温風やホッカイロであたためています。とても気持ちいいですのでおススメです。
注意するのはドライヤーの熱風で背中が熱くなりやすいので、やけどに気を付けることです。
服の上を抓んで空間を開けて熱くならない程度に背中をあたためましょう。または服の上から貼るホッカイロを使うのもいいと思います。その際にも低温やけどには気をつけましょう。
ストレッチポールに乗ってみる
ストレッチポールやバランスボールを持っている方は、しんどくない程度に乗ってみましょう。5分ほどせなかをつけて、ゴリゴリと血流が改善せれてすーっと背中の痛みがひいてきますよ。
ヨガをしてみる
ヨガにはキャット&カウという背なかをほぐすポーズがあります。
まず四つ這いになります。腕と足は肩幅に開くようにしましょう。肩は手の上、骨盤は膝のうえにくるようにしましょう。
顔を前に向けましょう。息を吸いながら、おへそと胸を長くするようにしながら、胸をそらしていきます。みぞおちがグイーっとのびて、胸のうらの背骨がギシギシときしんできます。
顔をおへそが見えるように腕のなかにいれていきます。ゆっくり行きを吐きながら、左右の肩甲骨が開くように背中を丸めていきましょう。腹筋にも力が入ります。
リラクックスして息を整えましょう。
お風呂の中でストレッチ
身体を温めて血管を広げることで、疲労物質や炎症物質を背中から、流してあげましょう。
おすすめは軽くお風呂に入ってあたたまったところでストレッチをすること。
- 首まわりを大きくぐるぐる回して、肩甲骨の可動性をあげる
- 肩を大きくすくめて力を抜いて、僧帽筋上部繊維のリラックス
- 背中を丸めたあと、後ろに伸ばして背中の椎間関節の運動
- 腕で浴槽を抑えて、胸が張るようにおさえて大胸筋を伸ばす
などを実施しましょう!
時間がたてば楽になるの?
もちろん風邪の諸症状であるのなら、良くなる方向へすすめば、背中の痛みなども消えていきます。
けれどずっと痛みが続くのであれば、何か他の病気が潜んでいるのではないかと考えなくてはならないでしょう。
風邪は万病のもと、というだけあって、たかが風邪と甘くみていたら、レントゲンでとって診たら肺が真っ白で肺炎になりかけていたということもあるからです。
こんな症状がでたら要注意!
- いつまでたっても背中の痛みがとれない
- 激痛をともなう
- 血尿がでる
- 血痰がでる
- 咳が8週間以上続く
- 高熱をともなう
- 嘔吐、下痢
こんな症状がでたら病院を受診しましょう。基本的には内科、耳鼻科、呼吸器内科が専門分野です。あとは血尿なら泌尿器科、背部の激痛なら整形外科なども視野にいれて総合病院の受診も考えましょう。
まとめ
風邪で背中が痛くなるのはサイトカインなど発痛物質が原因です。そこに背中のコリが重なると、いつも以上に痛みを感じます。
解決方法は、背中の血流をよくすること。軽い運動やマッサージが効果的でしょう。自分の体調と相談して実施しましょう。
嘔吐、下痢や高熱などをともなう場合は要注意です。すぐに病院へ受診しましょう。
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