顎に何の前触れもなくしこりができることはあるでしょう。触ってみるとコリコリとして痛みがある場合があります。しこりが触るたびにくるくると動くとあまり気分の良いものではありません。
普段の生活に支障はないとしても、痛みもあることですし、気になります。
そのしこりが日に日に大きくなっていったら更に気になります。それに、大きくなるしこりが良いものとは思えません。
そんなしこりの正体は何なのでしょう。
顎のしこりが痛い!しこりの正体は?
顎のしこりの正体は?
顎のしこりの正体として考えられる簡単なものは、
①リンパの腫れ
②筋肉のコリ
③虫歯による腫れ
などが考えられます。
画像出典:milanocasa.info
どうしてしこりが出来る?
①のリンパの腫れは、リンパ腺は耳、顎の下、足の付け根などにあります。リンパ腺に細菌が入ると炎症を起こして、腫れて痛みを伴うことがあるのです。ストレスがあったり免疫力が落ちていても同じ症状が出ることがあります。
②の筋肉のコリは、筋肉がこることで顎の下が痛んで腫れることがあります。そのような時は、悪性の腫瘍であったりするケースもあるので、発熱や体重の減少がないかなどの注意が必要です。
③の虫歯による腫れは、顎は歯の周辺部位に当たります。虫歯を長い間放置しておくと酷くなって腫れや痛みとなって現れます。それは顎などの周辺部位にまで至ることもあるのです。
その他のケースとして、稀な物もあります。
①皮膚の中に垢がたまってしこりになることがある。
②唾液の排出がうまくいかず成分が固まって石が中にできる、顎下腺唾石症という病気である。
③舌下腺炎というウィルス性の病気である。
などがあります。
④良性、もしくは悪性の腫瘍である。
どんな人がなりやすい?
どんな人がなるのかといえば、誰でもなる ということが言えるでしょう。
上記のような状況になれば誰でもなりうるということです。
体が疲れていたり免疫力が落ちていたりすると症状が出やすいです。疲れを溜めないようにしっかり休息をとるようにしましょう。
注意するべきポイントは?
リンパの腫れの場合、大抵は心配のないものですが、中には悪性腫瘍である癌がその原因となっている場合もあるので注意が必要です。
その判断は素人では難しいものとなってくるので、専門医を受診して診てもらう必要があるでしょう。
何科を受診するかは迷うところですが、まずは口腔外科を受診します。
顎の痛いしこりを解消するには?
顎の痛みの伴うしこりを解消する方法は何かというと、難しいかもしれません。
解消とまではいかなくても、軽減する方法としては次のものがあります。
①鎮痛剤を飲む
市販の鎮痛剤で良いでしょう。
②患部を冷やす
腫れて熱を持っている場合などは、冷やすと痛みを軽減することができるでしょう。
③マッサージをする
間違った方法をすると悪化することがあるので注意しなくてはいけませんが、時によってはマッサージも有効です。
まとめ
顎のしこりや痛みはリンパの腫れが一番考えられる原因です。そのリンパの腫れの原因はいろいろなことが考えられます。口の中のトラブルであったり、筋肉であったり、様々な物が考えられます。
その顎の下の腫れや痛みは、そんなに深刻ではないものもありますが、中には癌などの重篤な病気が潜んでいることも考えられます。
一見大したことないように思える虫歯によるものだとしても、放っておけば重症化する恐れがあります。
いずれにしても、重症化する前に病院を受診するようにしましょう。
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