お風呂に入って体を洗っているときに、ふと首が腫れているのに気づくことがあります。それまで痛みなど感じなかったにもかかわらず、腫れていることがわかるとなんとなく痛みもあるような。そのうち痛みも強くなってきたりします。
実は首にしこりができやすいのです。しかも服から出ている部分なので外から見ても目立つので見つけやすということもあります。
この首のしこりと痛みの正体は何なのでしょうか。
首のしこりが痛い!気になる正体は?
首のしこりの正体は?
首のしこりはリンパの腫れが考えられます。歯が悪かったり、耳に炎症があったり、どこか近くに傷ができていたり、首のリンパが腫れる原因は様々です。リンパが腫れると、熱が出て汗をかいたりします。
画像出典:healthil.jp
そのほかリンパ腫ということもあります。リンパ腫には良性のものと稀ではありますが、悪性のものがあります。悪性リンパ腫は風邪の症状と似ていて見分けがつきにくいので、専門医を受診することをおすすめします。放っておくと命の危険も招きかねません。
加齢により脂肪の塊ができてしこりのようになる場合もあります。
そこまで明らかに腫れることはないかもしれませんが、首のコリというのも考えられます。
良いしこりは触るとくるくると動いて、悪いしこりは動かないと言われることもありますが、何の根拠もないそうです。
どうしてしこりが出来る?
リンパの腫れの原因のほとんどは細菌によるものです。近くに傷があればそこが細菌により感染したことが考えられますし、虫歯があっても耳に炎症があっても首のリンパが腫れることがあります。
体中をめぐるリンパ液に細菌が入り込んできたものをリンパ節で殺菌しようとして白血球やリンパ球が集まります。殺菌された細菌や白血球の死骸によってリンパ節が腫れるのです。それが首のしこりとなります。リンパが腫れるのは細菌と戦っている最中ということです。
どんな人がなりやすい?
リンパの腫れであれば、どんな人でもなるということが言えるでしょう。風邪でもリンパは腫れることがあるので、比較的体力の落ちている人が腫れやすいのかもしれません。
リンパが腫れるというのは、人間の通常の仕組みによるものです。リンパが腫れること事態は何の不思議もないことなのです。
注意するべきポイントは?
首にできるしこりのほとんどは、リンパの腫れによるものです。大抵心配のないものですが、中には癌によってしこりができている場合があるので、注意が必要です。
見分けることは難しいですが、リンパの腫れによるものは、腫れが徐々に大きくなっていき、時間の経過とともに腫れが引いていきます。しかし、腫瘍によるものは小さくなることはないので病院で診てもらった方が良いでしょう。
いずれにしても、なかなかリンパの腫れがひかないのは何かしらの原因があります。放っておかないようにしましょう。
首の痛いしこりを解消するには?
首には大切な神経が集中しています。首が痛いからと言って、マッサージをしたり温めたり冷やしたりと安易に楽になる方法を考えず、病院を受診して原因をつきとめて正しい治療をした方がいいでしょう。
間違ったマッサージをしてしまっては、取り返しのつかないことになりかねません。
まとめ
首にできたしこりは気になるものです。首を左右に振っても気になりますし、見た目にもすぐわかりやすいです。
それに痛みが伴うとなると、苦痛でもありますしとても気になります。
すぐに楽になる方法を考えて温めたりマッサージをしたりしがちですが、安易なことは避けた方がいいかもしれません。かえって神経を傷つけてしまい、取り返しのつかないことになるかもしれません。
首のしこりと痛みがあり、その症状がなかなか治まらないようであったら、迷わず専門医に診てもらうようにしましょう。
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