もしかして肋骨骨折の痛み?くしゃみで骨折することも

 

みなさんは胸やそのまわりが痛む時がありますか?実はその痛みの原因が肋骨の骨折ということが稀にあるのです。

肋骨はあばら骨とも呼ばれ、脊椎から内臓を守るように取り囲んでいる骨で、一本一本が細く折れやすい骨でもあり、肋骨骨折とは、肋骨が折れたりひびが入ったりしたものを言います。

肋骨は激しいスポーツをしたりどこかにぶつけて骨折するイメージですが、日常の些細な行動が骨折に繋がることも、、、

今回は気になる肋骨骨折の原因と症状、治療などについてまとめてみました。

もしかして肋骨骨折の痛み?くしゃみで骨折することも

原因は?

肋骨を骨折する原因は、動的な損傷と静的な損傷に分けることができます。

動的な損傷は分かりやすく、転んだりぶつけたり、暴行を受けたりしたものです。

その時はダメージを受けた瞬間も痛いですから、肋骨を骨折したことを自覚しやすいです。外的ダメージの場合は打ち身も伴い、赤く腫れたり強く痛むなど症状がみられます。

肋骨2

画像出典:basilkritzer.jp

静的な損傷はわかりにくく、くしゃみをした時にも肋骨を骨折することがあるということです。咳をするたびに肋骨と横隔膜に付随する筋肉に肋骨が引っ張られ、肋骨がダメージを受けたことが原因です。

これは、ゴルフのスイングなど体を思いっきりねじる動きをした時に筋肉に負けて骨折してしまうなどです。

こんな場合は、外傷はないので見た目にはわかりにくく本人も肋骨が骨折してることを自覚しにくいことがあります。

しかし肋骨骨折はもっと怖い症状を引き起こすことがあるので、注意が必要です。こちらはまた後で紹介します。

どんな症状?

肋骨を骨折した時の症状は、こんな症状がおこります!チェックしてみましょう!。

①ぶつけた部位を押さえると痛みがある。

②ぶつけた部位が赤く内出血する。

③ぶつけた部位が腫れてくる。

④上半身をひねると痛みが走る。

⑤患部そのものに痛みがある。

⑥呼吸が苦しく、倦怠感がある。

⑦くしゃみや咳をすると痛い。

肋骨骨折は重症な骨折?

肋骨骨折事態が重症かというと、そうではありません。放っておいて治る病気です。

ただし骨折の仕方、場所などで、肺や胸膜を傷つける恐れがあり、そんな時は手術が必要になってくるので重症ということが言えます!さらに、ほかの合併症を併発した場合に重症化してしまう心配があるので注意が必要です。

どんな合併症がある?

肋骨骨折に伴う可能性のある疾患は

  • 心・大血管損傷

血管内の血液が胸腔内あるいは縦隔内に流出して循環血液量が著しく減少します。

②肺損傷

肋骨が肺に刺さってしまい、呼吸困難となります。

③肺壁血管損傷

肺の壁を突き破り血管を損傷します。

④内胸動静脈損傷

鈍的外傷により内胸動静脈が損傷すること。

⑤肋間動静脈損傷

鈍的外傷により肋間の動静脈が損傷すること。

などがあります!

肋骨は内臓を守る役割があります。その肋骨が折れている状態では、内臓が危険な状態にあるということになります。

ましてや、折れ方によってはその内臓を傷つける原因になりかねないということです。

手や足の骨折に比べて肋骨の骨折はわかりにくい部位でもあります。なるべく早く病院を受診して、レントゲンを撮ってもらうようにしましょう!

治療は?

肋骨の骨折は、腕や足の骨折とは違って固定することができません。基本、安静にしているしかないです。安静にしておくことが難しい人はバストバンドというコルセットのようなものを使う方法があります。

粉砕骨折などの重症の場合は手術を行うこともありますが、たいていは安静にしているだけの日にち薬です。

痛みが酷い時は鎮痛剤を使うこともあります。

まとめ

肋骨は案外些細なことで骨折してしまうようです。そしてその治療法も安静にするのが一番という確たる治療法のない病気でもあります。肋骨を骨折してしまったら、何しろ安静にして過ごすことです。

しかし、都合によっては重篤な病気につながりかねないことがおこります。しっかりと病院を受診して治療法を決めてもらうと良いでしょう。

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