四十肩、五十肩というのはよく耳にする言葉です。
実はこの年齢差、厳密な違いはないようです。症状の出た年齢で分けるくらいのことらしく、両方とも肩関節周囲炎という症状です。
肩関節に痛みを感じ動きに制限が出てしまう症状を言い、時には肩関節が全く動かせなくなることもあります。
腕の付け根が痛い!それ、五十肩かも?
腕の付け根の痛みの原因は五十肩?
肩の骨を引き上げる筋肉が骨とつながる部分である肩の腱に炎症があると、腕を挙げた時に腫れた部分が肩と骨とぶつかり激しい痛みを起こします。
この肩の痛みは上部のみならず肩の下部に至ることもあるので、その時に腕の付け根が痛むように感じることがあります。
今回は腕の付け根の痛みと五十肩こと、肩関節周囲炎についてご紹介します!
画像出典:seikeigekanavi.net
20代でも起きる?
仕事でデスクワークやパソコンを中心にした仕事を行っている方に、20代でも五十肩になる人が増えているようです。
肩や背中の筋肉が衰えることにより発症することが多く、若い世代でも中には筋力が著しく少ない人もおり、そんな人がかかるようです。
パソコンやスマートフォン、携帯などもその原因となっています。うつむいた姿勢で長時間操作することは、肩の筋肉や腕の筋肉を緊張させることになり、この状態が続くことで肩の腱が固まります。それを急に動かすと炎症が起こることがあるのです。
どんな症状が起きる?
次のような段階をすすみます。
①肩関節に違和感を覚えます。痛くはないけれどなんとなく違和感があるという感じです。
②肩を動かすと痛い、あるいはじっとしていても痛い、酷くなると寝ている時に痛みがある状態になります。
③肩が挙がらないなどの可動域制限がはじまります。
④重症化すると、洗髪、髪をとかす、歯磨き、炊事、洗濯を干す、電車のつり革につかまる、洋服を着る、寝がえりをうつなどが不自由になり日常生活に大きな困難をもたらすようになります。
肩の運動不足で起きやすい?
一概に運動不足が原因とは言い切れません。
五十肩は肩の筋肉や腱の老化により炎症を起して発症するものなので、運動をしなかったことが原因とまでは言えないでしょう。
しかし、体の筋肉を動かさずにいると血行不良になってしまうので、それが肩関節周辺の筋肉や腱に悪影響を及ぼすことは十分に考えられます。
日ごろから運動とまではいかなくても、肩を回すなどして血行不良にならないよう動かすことが五十肩になりにくくするかもしれません。
五十肩に効くオススメの運動は?
まずは急性期の状態にするのに適している体操です。椅子や机などでしっかりと体を支えて、五十肩で痛い方の手にアイロンやダンベルなど重りになる者を持って静かに揺らします。
壁やタンスなどを握り、そのまましゃがむようにして腰をおとし、肩を引きのばすようにストレッチするのも効くようです。
そのほか、タオルや棒を両手で持ち下から上へと動かすのも五十肩に効くようです。背中側でも同じようにお尻から背中あたりまで持ち上げる動作をすると良いようです。
まとめ
五十肩は50代ではなくどんな年齢でもなる可能性があります。
腕の付け根に痛みがあったり腕が挙がらなくなったりしたら幾つであっても五十肩を疑ってみたほうがいいかもしれません。
予防のためにはスマホや携帯などを良くない姿勢でずっと同じ格好で見ることがないように、時間を決め手適度なストレッチを織り交ぜていくことが大切です。
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