なにもしていないのに、腕がしびれてしまうあなた!胸郭出口症候群という言葉をきいたことはありますか?
有名な病気ではないので、知らない方も多いと思います。
もしかしたらあなたの腕のしびれも胸郭出口症候群が原因かもしれません。
肩が凝ったり腕や背中がだるくなったりといった症状で病院へ行くと、胸郭出口症候群の診断がくだる場合があります。意外なことに20代の女性に多くみらます。とくになで肩の方は腕や手のしびれや冷たさの訴えられる方が多いのです。
ということで今回は胸郭出口症候群の症状と解消法をご紹介します!ぜひ、自分に当てはまらないか症状か確認してみてください。
腕のしびれの原因は?ホントは怖い胸郭出口症候群
腕のしびれの原因は胸郭出口症候群?
手首や腕がしびれ、熱感・冷感、脱力感を感じて異変に気付くようです。鎖骨周辺で神経や血管を圧迫する原因がいくつかあり、それらが圧迫されるとしびれるようになるのです。
電車のつり革につかまる時のように肩を下げて後ろに反らす運動や、首を反対側に傾けてさらに後ろへ反らす運動をする時に強く症状が出ます。
画像引用:www.yotsu-online.jp
胸郭出口症候群はどんな症状?
鎖骨と一番上の隙間から腕に向かう神経や血管が出ているのですが、腕を挙げたり伸ばしたりした時に、この隙間で神経や血管が圧迫されると腕のしびれ感や冷たさがでてきます。
もっと狭くなっているひとは何もしてなくても、手が冷たくなったり腕がしびれたりします。ほかには倦怠感や脱力感、肩、背中、腕、後頭部の痛みなどが伴う場合も多いです。
大雑把に症状をまとめるとこんな形になります!
- 神経の通り道が狭くなると腕のしびれ
- 血管の通り道が狭くなると手のつめたさ
なで肩がなりやすい?
まずは首から腕へと伝わる神経と血管の通り道を説明しましょう!実は3つありまして、姿勢によって障害される場所が違うのです。
①首にある筋肉の隙間(筋性トンネルの障害)
②鎖骨と肋骨の間(骨性トンネルの障害)
③胸の筋肉とその下の靭帯の間(靭帯性トンネルに障害)
なで肩の人は、鎖骨と肩甲骨が適正な位置よりも低くなっているため、②と③のトンネルに引っかかりやすいです、つまり肩が前にでて下がっているのが問題になります。キレイな姿勢を意識しましょう!
では、いかり肩は?
逆にいかり肩は正常な状態より上がっている状態をいいます。
首の筋肉を使いすぎて緊張状態が続いた為に起こっていて、①の首の筋肉が締め付けてトンネルを狭くしてしまっている状態です。こちらは首の筋肉のリラックスが大事になるでしょう。
腕のしびれにオススメの解消法は?
胸郭出口症候群は運動器の生活習慣病と呼ばれることもあります。
つまり最大の原因は肩まわりの運動不足にあります。一番いいのは水泳のクロールなど大きく手を動かす運動が重要になります。
病院のお世話になって、胸郭出口症候群だと診断されたら、薬物療法として、消炎鎮痛剤や筋弛緩薬などの薬を使う治療法も受けることが出来ます。
また筋力トレーニングなどの運度をして、首から肩にかけての筋肉を鍛え、鎖骨と肋骨の間が広がるようにし、痛みが出にくくするようなリハビリを受けることができるでしょう。
場合によっては、手術を行う方法もあるようです。
いずれにしても姿勢が悪く、運動不足だと痛みがでてしまうので、日常生活から姿勢を正すようにすることで隙間を広げて症状が軽くなるようにしましょう!
★まとめ
20代から30代40代の痩せていてなで肩の女性は、腕がしびれたりした時胸郭出口症候群を疑った方がいいかもしれません。
しびれが出る前にも、その条件に当てはまる人は、首や肩に負担をかけない姿勢を心がけ、適度な体操などで神経が圧迫されないように日ごろから気をつけることが必要でしょう。
パソコン作業などの同じ姿勢を続けるのを避けるよう心がけましょう!
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