手足口病の大人の感染!早く治すには?

 

手足口病はエンテロウイルスが原因となって発症する急性のウイルス感染症で、手足や口の周りに水泡状の発疹が現れます。人から人へとうつる病気なので、どのように対処したら良いのか悩んでしまいますよね。今回は、大人の手足口病について紹介したいと思います。

手足口病は大人にも感染する!

主な感染経路は唾液などによる飛沫感染ですが、便中のウイルスによる感染や水泡内容物からの感染もあるようです。大人が感染する場合、手足口病に感染した子供の看病の際に感染してしまう場合が多いので、処置が終わったら必ず石鹸で手を洗うようにしましょう。

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画像引用:high-effect.net

どんな症状?

ウイルスに感染すると3~5日間の潜伏期間のあと、口の中や手足に水泡状の発疹が現れます。その後3~7日程度で症状は治まりますが、ウイルスは1か月前後の期間をかけて体外へ排出されていくので、症状が治まったからといって油断はできません。稀に髄膜炎を発症する場合もありますので、頭痛が嘔吐ひどい場合、高熱が続く場合などは病院を受診してください。

感染源は?

ウイルスというと冬に流行するイメージがありますが、手足口病の場合は夏場が流行のピークとなります。咳やくしゃみによる飛沫感染が主な感染源となります。その他にウイルスが付いたものに触ったままの手から、口の中へとウイルスが入ってしまう接触感染もあります。これらの感染はマスクの着用やこまめな手洗いをすることである程度防ぐことができます。また、手足口病は症状が治まった後も1ヵ月程度はウイルスの排出が続きますので、家族で感染者が出たときは症状が治まったからといって油断せず、感染しないように気を付けましょう。

早く治すにはどうすればいい?

手足口病には特効薬はなく、自然に治るのを待つしかありません。通常は発疹や発熱などの症状は3~7日程度で治まりますので、水分補給を心がけてできるだけ安静にするようにしましょう。長引いたり重症化したりするようなら迷わず病院を受診してください。

注意するべきポイント!

大人が手足口病に感染した場合、重症化するケースがありますので普段から感染しないようにうがいや手洗いを心がけましょう。また、子供の看病の際に感染することもありますので、自分だけではなく家族の感染対策にも気を配るようにしましょう。

まとめ

手足口病というと子供の病気というイメージがありますが、ウイルスに対しての抗体がない場合は大人でも感染してしまいます。大人が感染した場合は子供よりも重い症状が出る場合がありますので日頃からの対策が重要です。また、発疹、発熱のほかに強い頭痛や頻繁な嘔吐もするようでしたら髄膜炎などの合併症の可能性がありますので、病院を受診するようにしてください。

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