圧倒的に子どもがかかることが多い「りんご病」という病気。
近年、このりんご病が全国的に流行していると言われていますから、りんご病にかかったことがない人はとても心配しているのではないでしょうか。
しかし、りんご病は一度かかると免疫がついて二度かかる人はほとんどいないと言われている病気です。
そういうことから、子どもであればある程度免疫をつけるためにかかることも必要な時があります。
大人のりんご病のまとめ
ですが、大人になってりんご病にかかってしまうとそれは少し厄介です。
大人のりんご病は子ども以上に症状が重症化しやすく、また様々な合併症などを引き起こすケースもあると言われています。
ですから、大人になってりんご病にかかることは避けておいた方が良いのです。
では、実際にりんご病が人から人へうつるまでにはどのくらいの潜伏期間を経ていくものなのでしょうか?
ここでは、大人のりんご病が人へうつるまでの期間について詳しくお話していきます。
大人のりんご病の症状と特徴
画像引用:mamanoko.jp
りんご病とは「伝染性紅斑」と呼ばれるウイルス性の感染症です。
インフルエンザのようにすぐに変移していくウイルスではないので、一度かかるとはしかや水ぼうそうと同じように免疫がついて二度かかることはほとんどないと言われています。
そんなりんご病ですが、実際にかかってしまうとどのような症状が出てくるのでしょうか?
りんご病は、そのウイルスに感染して発症するとまず発熱、咳や鼻水といった風邪に似た症状が現れます。
その後で、りんご病という名前の由来でもあるレース状の赤い発疹が顔の両ほおや手足、全身にかけて現れます。
大人の場合、顔に発疹が現れることは少ないですが手足や全身の発疹が酷く、かゆみも伴うのでとても大変です。
また、この発疹が重症化することで強い関節痛やむくみが起こります。
手足や指を曲げることも困難なほどの関節痛やむくみが出ますので、日常生活を送ることも困難になってしまうようです。
またこの他にも、めまいや倦怠感のような症状も引き起こされます。
こうした特徴的な症状は、子どもよりも大人の方が酷く、治るまでの期間も長いと言われています。
りんご病がうつるまでの潜伏期間は?
そんなりんご病ですが、ウイルスに感染してから発症するまでにどのくらい潜伏期間があるのでしょうか?
りんご病のウイルスは、咳やくしゃみなどを感染経路とする飛沫感染か、実際にウイルスに触ったことで感染する接触感染のどちらかにより人から人へ感染していきます。
一般的には、感染してから発症するまでに10日~20日と非常に長いと言われています。
しかし、この潜伏期間にも周囲への感染力はあるのでとても厄介なのです。
ウイルスを持っている本人が「りんご病」である自覚を持っていないのに、周囲へ感染を広げてしまうことがあるからです。
ですから、周囲にりんご病にかかっている人がいる場合などで風邪の引き始めのような症状が出てきてしまった場合には、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。
まとめ
このように、りんご病というのは発症するまでにとても潜伏期間が長く、その間も人にうつる可能性がある病気であるということが分かっていただけたと思います。
ですから、人ごみや子どもが多い場所に出かける時には感染予防を心がけるようにしたいものです。
ぜひこちらの記事を参考にしてくださいね。
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