妊婦でも飲める喉の痛みに効く薬はあるの?

 

風邪を引いて喉を痛めてしまったら薬を飲んでしっかり休めば治ると思っている人は多いでしょう。

しかし、それは普通の状態の人に限った話です。

妊娠している女性となれば話は別。気軽に薬を飲むことはできません。

もちろん、妊娠中に飲む薬を選ぶ時には自己判断は厳禁。必ず主治医に処方してもらった薬を服用するようにしましょう。

ですが、いざ処方してもらった薬は本当に大丈夫なのか…おなかの赤ちゃんに影響はないのか…心配になることもあるのではないでしょうか。

そこでここでは、妊婦でも飲むことができる喉の痛みに効果のある薬はあるのかということについてお話していきます。

妊婦が薬を飲まない方が良い理由

なぜ妊娠中は薬を飲まない方が良いのでしょうか?

妊娠中は、お腹の中で赤ちゃんが母親の胎盤から栄養をもらって成長をしていっています。

ですから、その成長の過程で薬の成分が赤ちゃんに悪影響を与えないようにする必要があると考えられており、そのため妊婦には極力薬の処方を控える医師が多いと言われているのです。

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画像引用:karadalab.jp

ですが、妊娠週数によっては飲んでも大丈夫だとされる薬がありますから、どの週数の時に薬の服用を避ければ良いかを知っておくと大変役に立ちます。

 

・妊娠4週未満…まだ受精卵の状態なので、比較的薬の影響を受けにくい時期だと考えられています。

 

・妊娠4週~15週…赤ちゃんの成長の過程で特に重要な器官が多数つくられる時期になりますから、この時期の薬の服用は絶対に避けておきましょう。

 

・妊娠16週以降…いわゆる安定期と呼ばれる時期に入りました。あまり薬の影響を心配しなくて良い時期だと言われていますが、胎盤を通じて母親の服用したものの成分は移行することも考えられますから、薬の服用には細心の注意が必要です。

どんな薬なら妊婦でも飲めるの?

では、どのような薬であれば妊婦でも飲めるのでしょうか?

ここでは、喉の痛みを治す効果のある薬についてご紹介していきましょう。

妊娠中でも比較的安全であると言われ、妊婦に処方される薬には以下のものがあります。

 

・アズノールうがい薬

・SPトローチ

・葛根湯

・カロナール

 

ここで紹介したうがい薬やトローチは、誤って飲み込んでしまってもおなかの赤ちゃんに悪影響を与える心配のない成分で作られています。

喉の痛みがある時には、喉の痛みの原因である喉の炎症に直接作用するうがい薬やトローチのような薬が効果的です。

 

また、喉の痛みの根本原因である風邪の症状に処方されるのが「葛根湯」です。

葛根湯には数多くの生薬が含まれており、免疫力を高め身体を温める効果があるとされています。

効き目も穏やかなので初期の風邪を引いている妊婦によく処方されます。

喉の痛みを鎮める効果もありますが、即効性が期待できないことは覚えておきましょう。

 

また、喉の痛みから熱が出てしまった時にはカロナールであれば安全な解熱鎮痛剤だと考えられています。

アセトアミノフェン製剤で、インフルエンザのような感染症による発熱の際にも処方されます。

鎮痛成分も含まれているので、服用すれば喉の痛みも治まるでしょう。

 まとめ

このように、たとえ妊婦であっても飲める薬はありますし、きちんとした効果も期待できます。

ですから、どうしても喉の痛みがツライ時には心配せずにぜひ薬にも頼ってみてくださいね。

ただし、妊娠中に飲む薬は必ず医師の判断を仰いでから使うようにしておきましょう。

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