なんだかフラフラする。力が入らない。貧血かな?
女性は2割近くの人が貧血だといわれています。また、その原因は鉄分不足が大半を占めています。
女性ほどではありませんが、男性でも貧血になるひとはたくさんいます。
貧血には様々な原因が考えられますが、ここでは主要な原因である鉄分不足に焦点をあて、その対策法について紹介していきたいと思います。
貧血は鉄分不足が原因
鉄は体内で血液に約60~70%くらいヘモグロビンの成分として
含まれ、
骨髄や肝臓などの臓器に貯蔵鉄として20~30%くらい蓄えられています。
他にも、筋肉や酵素の中にも存在しています。
画像引用:healthy-friends.com
血液中の鉄が不足すると、貯蔵鉄から補充されます(潜在性鉄欠乏)。貯蔵鉄の鉄が不足すると貧血となります。
鉄不足はダイエットや不規則な食生活、好き嫌いによる偏食などが原因です。鉄は様々な食材に含まれますが、体内に吸収できる率はあまり高くありません。なので、バランスよく積極的に鉄を摂取する必要があります。
鉄はヘム鉄と非ヘム鉄に分けられ、ヘム鉄は体内への吸収がよく、非ヘム鉄は体内にあまり吸収されません。ヘム鉄は主に動物性の食品から、非ヘム鉄は植物性の食品から摂取する事が可能です。
オススメの食べ物①
ヘム鉄の食べ物
豚、鶏、牛(部位はレバー)の順番で鉄分含有量が豊富です。マグロ、カツオやアサリなどの魚介類にも鉄は含まれています。
牛や豚はレバー以外にも赤身の部位(筋肉)には体内に吸収されやすいヘム鉄が含まれています。また、魚の切り身では赤身の魚にヘム鉄が豊富に含まれています。
オススメの食べ物②
非ヘム鉄の食べ物
動物性食品だけで鉄を補うのは大変です。鉄を含む植物性食品と上手く組み合わせて鉄を摂取しましょう。
小松菜、ホウレンソウ、枝豆などの植物に鉄は含まれています。また、豆乳や卵にも含まれます。
まとめ
女性の2割近くは貧血患者です。また、男性でも貧血は珍しくありません。その原因は様々ですが、大半は鉄不足によるものです。血液中だけの鉄欠乏か、貯蔵鉄まで欠乏しているのかで貧血かどうかがわかれます。貧血の予防や改善のため、鉄をとるには積極的に鉄を含む食材を選ぶ必要があります。レバーや赤身のお肉にはヘム鉄といって吸収されやすい鉄が豊富に含まれておりますので、鉄補給に適しています。加えて、小松菜やホウレンソウなどの野菜と豆乳を一緒に飲むことで鉄の吸収も良くなります。
食べ物で補いきれない分はサプリメントなどで鉄分を摂取しましょう。鉄はビタミンCやタンパク質と一緒に食べると吸収されやすいので、食後にサプリメントを食べる事をおすすめします。
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