風邪で「痰」がでるのは治りかけの証拠?

 

風邪の時の中々途切れることのない痰には悩まされますよね。常に喉に違和感を感じてしまうので、大変不快です。

そもそも痰とは一体なんなのでしょう。痰のメカニズムの説明からおすすめの対処法まで紹介していきたいと思います。

なんで痰がでるの?

人間の気管支の内部には粘膜で保護されていて、ウイルスやほこりチリなどが絡み取られるようになっています。絡み取ったそれらの不要物を体外へと押し出すために、それらは塊となって喉元へと送り返されていきます。

そのスピードはだいたい1分間で1.5センチですので、割とゆっくりと上がっていきます。そして喉元に達したときに、違和感を感じるようになります。これがいわゆる痰なのです。風邪の時は特にウイルスを多く含んでおりますので、たくさん痰が出て、ウイルスを体外に出そうとします。

痰はこういった防衛反応の結果による分泌物だと思ってください。

カゼ

画像引用:medley.life

痰の色は関係ある?

痰の色には主に無色白色の痰と、黄緑色の痰があります。

それは痰の原因によって色が変わってきます。

黄緑色の痰が出る時は身体がウイルスや細菌に感染している事を示しています。

ウイルスや細菌が体内に入ると白血球がそれらと戦います。ウイルスや細菌を食べて白血球は死んでしまいます。そのウイルスや細菌を食べた白血球の死骸が気管から対外に出そうとして痰となり出ていきます。

つまり、黄緑色の痰は白血球が戦った痕で、そうでない場合は無色白色の痰が出ます。

痰が止まらないのだけどうすればいい?

痰が出るのは不要物を体外に出そうとする人間の防衛反応ですので、不安に思う事はありません。

風邪をひいている間や治ってからしばらくは痰が出る事があります。

風邪が治っても痰だけがなかなか治らない時は一度病院に行ってもよいでしょう。

痰を楽にだすにはどうしたらいい?

水分を多くとる事で痰をやわらかくして排出しやすくなります。

冷たすぎる水は身体に負担になりますので常温のミネラルウォーター等を飲むと良いでしょう。

痰がなかなかおさまらない場合は市販や処方箋の去痰剤を服用することで一時的に楽になります。医薬品が必要なくらいに痰が長期的でつらい場合には一度診察を受けることをおすすめします。

まとめ

痰が出る事は気管の内側を覆っている粘膜に付着した外気の不要物やウイルス、細菌を体外に排出するための防衛反応です。

ですので、痰が出る事を不安に感じる必要はありません。

風邪等のウイルスや細菌を白血球が食べて死んで体外に排出される時、痰の色が黄緑色になります。

痰を楽に排出するには水を飲んだり、去痰剤を服用する事で楽になります。

痰が出る事は人間の防衛反応なので心配ありませんが、あまりに長期化した場合には病院に行くようにしてください。

 

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