頭痛と吐き気は蓄膿症の症状?正しい対処法まとめ

 

もともと鼻炎を持っている人は、風邪や花粉症の際に症状が悪化しやすい傾向にあります。

鼻炎は、こじらせると鼻の奥にある副鼻腔という場所で炎症が起きて膿が溜まる急性副鼻腔炎という病気になり、更にそれが悪化してしまうと蓄膿症になってしまう恐れがあります。

蓄膿症にまで症状が悪化してしまうと、治療にも長い期間を要するようになるので厄介です。

そうならないためには、一体どうすれば良いのでしょうか?

鼻炎から急性副鼻腔炎、そして蓄膿症に悪化していく過程で早く症状の変化に気付き、適切な対処をしていく必要があります。

あなたには今、原因不明の頭痛や吐き気などの症状はありませんか?それに加えて鼻炎で悩んでいるという場合には、既に蓄膿症を発症している可能性があるのです。

そこでここでは、なぜ蓄膿症が原因で頭痛と吐き気起こるのかということと、その正しい対処法についてお話していきます。

頭痛と吐き気の原因は蓄膿症が原因?

最近は、様々な原因により頭痛に悩んでいる人が少なくありません。

頭痛があることが当たり前という人もいるので、特に頭が痛いというだけで病院に行く人はいないようです。

ですが、こうした頭痛の症状は蓄膿症の主な症状の一つでもあります。

急性副鼻腔炎や蓄膿症は、副鼻腔に膿が溜まってしまう病気です。ですから、副鼻腔内のどこで炎症が起きているかによっても痛みを感じる場所が変わってきますが、主に頭痛や顔面痛、疲労感、集中力の低下という症状が出てきます。

頭痛

画像引用:www.berry-counseling.com

頭痛も、激しく痛むような頭痛ではなく頭が重たいような鈍い痛みが特徴の頭痛を伴うようです。

その頭痛を原因に吐き気や嘔吐の症状を起こしてしまう人もいます。

こうした症状は、日頃から頭痛を持っている人など特に見過ごしてしまいがちです。

あまりにも頭痛が長く続くのでMRIやCTスキャンなどの画像診断検査を受けたら、実は蓄膿症が原因だったというケースも多いようです。

頭痛と吐き気の正しい対処法①

では、蓄膿症によって頭痛や吐き気が起こってしまった場合には、どのような対処をするのが一番良いのでしょうか?

蓄膿症によって頭痛や吐き気が起こった時には、まず蓄膿症そのものをきちんと治療するようにしましょう。

蓄膿症の治療には、抗生物質などを服用して炎症を抑える内服治療と、手術をして膿が溜まった副鼻腔の病的粘膜を切除する外科治療があります。

適切な治療を受ければ、頭痛や吐き気などの症状も改善されていくでしょう。

頭痛と吐き気の正しい対処法➁ 

一方、蓄膿症をきちんと治療せずに頭痛や吐き気だけを抑える対症療法をする人もいますが、それはおすすめできません。

蓄膿症の症状があるから、それに伴い頭痛や吐き気といった症状も出てきているのです。

この場合、頭痛や吐き気はいわば蓄膿症が悪化していることを教えてくれているサインでもあります。

それなのに、その場しのぎで頭痛や吐き気の症状だけ抑えてしまうと、蓄膿症という根本的な原因が解決していないので、知らず知らずのうちに蓄膿症が悪化してしまう恐れがあります。

ですから、まず根本的な原因である蓄膿症を治療し、その過程で頭痛や吐き気があるなら内服薬などで抑えるようにするのが良いでしょう。

まとめ

このように、蓄膿症は悪化すると頭痛や吐き気を起こして日常生活にも支障をきたしてしまう病気なのです。

もし今、あなたの体調で「蓄膿症かも…」と思い当たることがあれば、こちらでご紹介した対処法なども参考にしていただき、ぜひ早く蓄膿症を治療してくださいね。 

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