蓄膿症の症状!嘔吐の正しい対処法

 

これからの季節、風邪やインフルエンザなどや花粉症により起こる鼻炎の症状に悩まされる人が増えてきます。

アレルギーを抱える人も多い現代社会では「鼻炎くらいで病院に行かなくても…」と思っている人が少なくないようです。

ですが、たかが鼻炎だと思って放置していると急性副鼻腔炎になり、更に悪化して蓄膿症を患う場合もありますから、十分気を付けなくてはいけません。

副鼻腔炎が慢性化した蓄膿症は、副鼻腔内で起きた炎症により膿が溜まってしまう病気です。

蓄膿症の主な症状としては、悪臭を伴う鼻水が出るというものがありますが、他にも頭痛や顔面痛などが症状として現れる人もいます。

このような症状に加えて、吐き気や嘔吐などの症状が出てくる人もおり、こうした症状が出てきてしまうと更に注意が必要になります。

ではなぜ、鼻の病気である蓄膿症で嘔吐のような症状が現れてしまうのでしょうか?その原因と正しい対処法についてご紹介していきます。 

蓄膿症の嘔吐の原因は? 

蓄膿症は、先程も少し述べていますが鼻の奥にある副鼻腔内に膿が溜まってしまう病気です。

副鼻腔は頬骨と両目の辺りにある空洞であり、目や耳、のど、そして脳にも近い場所です。

そんな副鼻腔に膿が溜まると、その周辺に様々な悪影響を及ぼしてしまうのです。

嘔吐

画像引用:anorexia.nanapipi.com

副鼻腔内に溜まった膿が鼻を通ってのどへ下りていってしまうことで、その悪臭から吐き気をもよおし嘔吐する場合があります。

また、更に恐ろしいのが副鼻腔で炎症を起こしている細菌が脳に感染してしまった場合です。

激しい頭痛や顔面痛から吐き気や嘔吐を引き起こしてしまうことがあるのです。
このような症状がある場合には、一刻も早く病院を受診して適切な治療を受けましょう。

嘔吐の正しい対処法①

では、実際に嘔吐してしまった場合にはどのように対処すれば良いのでしょうか?

蓄膿症による嘔吐の場合は、先程述べたように副鼻腔内に溜まった膿が悪臭を伴う痰となってのどへ下りてきている可能性があります。

ですから、のどに痰が絡んで呼吸困難になったり更に嘔吐を助長しないように注意しましょう。

のどに絡んだ痰をスムーズに体外に排出するには、水分をしっかり取っておくことも大切です。

吐き気がする時には無理して水分を取ることができないでしょうが、少しでも吐き気が落ち着いて来たら湯冷ましやスポーツドリンクなどで水分を取ってのどを潤しておくと効果的です。

嘔吐の正しい対処法➁ 

適切な水分摂取は、蓄膿症の際の嘔吐の対処法として効果が高いのですが、水分摂取に適さない飲み物もあります。

刺激のある炭酸飲料やコーヒー・アルコールなどは胃腸を刺激して嘔吐を助長する恐れがあるので絶対に避けておきましょう。

また、オレンジジュースや牛乳なども、後味から吐き気を誘うことがあるので避けておいた方が無難です。

こうしたことに注意して、吐き気や嘔吐が治まったら、抗生物質などを処方してもらって蓄膿症をしっかり治していきましょう。 

まとめ

このように、蓄膿症の際に起きる嘔吐は恐ろしい症状を知らせてくれるサインが隠れている場合もあります。

悪臭を伴うような鼻水が出て、頭や顔が痛く、なおかつ吐き気や嘔吐の症状がある時には蓄膿症の他にも別の合併症を起こしている可能性があるのです。

こうした症状に心当たりがある時には、是非早めに病院へ行ってくださいね。 

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