子供の蓄膿症の症状!頭痛の正しい対処法

 

風邪やアレルギーから鼻炎を患い、それが悪化して蓄膿症になってしまったという人は少なくありません。

大人であれば自覚症状をきちんと医師に伝えることができるので発見も早いのですが、これが子どもとなるとそう簡単にはいきません。

子どもは、蓄膿症特有の症状である鼻水の色の変化に自分で気付くことができません。

ですから、症状が進行して頭痛などを伴うようになった時には蓄膿症になってしまっていたということになってしまいます。

そこでここでは、子どもの蓄膿症で頭痛が起きる原因とその対処法についてお話していきます。

子どもの蓄膿症で頭痛が起きる原因はなに?

蓄膿症とは、鼻の奥にある副鼻腔という場所が炎症を起こし、そこに膿が溜まってしまう病気です。

鼻炎をこじらせて急性副鼻腔炎に進行し、それが慢性化すると蓄膿症になるのです。

通常、急性副鼻腔炎を発症した段階で悪臭を伴う鼻水が出たりするのですが、子どもだとその症状に自分で気付くことができずに蓄膿症へと症状が悪化してしまいます。

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画像引用:for-guests.com

蓄膿症を患っていると、悪臭を伴う鼻水に加えて頭痛や顔面痛といった症状が出てきます。

そのような状態になってはじめて、子どもが蓄膿症にかかっているんだと気付く保護者の方も多いのではないでしょうか。

このように、子どもの蓄膿症では症状を見過ごして頭痛が起きてしまうケースが多いようです。

子どもの蓄膿症の頭痛の正しい対処法① 

子どもが蓄膿症で頭痛を訴えている場合、その頭痛が蓄膿症によるものなのか他の病気によるものなのかを保護者の方が判断するのはとても難しいことです。

ですから、もし子どもが頭痛を訴えている時には、まず熱を測ってみるなどして体調を把握するように心掛けて下さい。

熱が高くないのに頭痛を訴えている、またそれに鼻づまりや色のついた鼻水が出るなどの症状がある場合には蓄膿症の可能性が高いです。

市販の頭痛薬などを飲ませて頭痛だけを落ち着かせると、ますます蓄膿症の発見が遅れてしまいますから、できるだけ早く病院に連れていってあげましょう。

子どもの蓄膿症の頭痛の正しい対処法➁

子どもの蓄膿症による頭痛は、蓄膿症そのものを治療することによって改善します。では、そんな子どもの蓄膿症はどうやって治療していくのでしょうか?

大人の場合、蓄膿症は抗生物質などの内服薬で治療するか、症状が酷い場合は手術を受けて溜まった膿を出す治療をするかという選択肢になります。

子どもの場合は、手術などはせずに内服薬の治療か、定期的に病院に通って吸入薬によって行う吸入療法かのどちらかの選択が多いようです。

薬を使って治療することによって蓄膿症の症状が改善されていき、それに伴い頭痛も緩和するのです。

対症療法で頭痛だけを抑える薬を服用すると、かえって蓄膿症の発見を遅らせてしまい、頭痛の症状も悪化してしまう恐れがあります。

ですから、蓄膿症の頭痛の場合には対症療法をせずにきちんと蓄膿症を治療することが正しい対処法なのです。

まとめ 

ここまで、子どもの蓄膿症に伴う頭痛の原因と、その正しい対処法についてお話してきました。

子どものうちに蓄膿症を患ってしまい、そのまま大人になるまで症状を放置しておくと蓄膿症が悪化して手術などを受けなくてはならない事態になってしまいます。

ですから、もしあなたのお子さんに蓄膿症の恐れがある時には、子どものうちにきちんと治療を受けるようにしましょう。

そうすることで大人になってから蓄膿症を発症するリスクが低くなります。

お子さんの症状でお悩みの際には、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。

 

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