この時期胃腸炎になる方も多いですが、悩みどころはお酒の量も増えることでしょう。
忘年会も一度で済めばいいですが、おつきあいの度合いによっては増える方も多いと思います。
そんなときアルコールをどうすればいいのか、ちょっと考えてみましょう!
胃腸炎にかかったらアルコールはいつから解禁?
胃腸炎の身体にアルコールが与える影響!その①
画像引用:www.wakatta-blog.com
ご飯の前に飲む「食前酒」というものがありますね。これは適度なアルコールは、
消化酵素の分泌を増やしたり胃の血流を良くすることで胃の動きを活発にして消化運動を亢進させ、食欲増進にもつながるので、飲んでもいいわけです。
しかし、量を過ぎるとアルコールは胃腸を含める消化管に影響を及ぼすものになります。
多くが肝臓で吸収されるものですが、胃や小腸に悪影響を及ぼすこともあり、アルコールを大量に摂取すると、
水分や電解質(ナトリウム)の腸から体への吸収が悪くなり、水分と電解質の排出量が増えます。
さらに糖や脂肪の分解・吸収も低下し、下痢を起こしやすくなってしまうのです。
胃腸炎も下痢を起こしますが、こういうことが原因になる場合も多いのです。
胃腸炎の身体にアルコールが与える影響!その②
胃腸炎だけでなく、胃潰瘍になる場合もあります。胃腸炎だとまだ下痢や嘔吐だけで済みますが、
胃潰瘍になると胃壁から出血もしますし、潰瘍が進むとガン化する可能性も出てきますし、
胃腸が悪くなることで胃の裏側にある膵臓まで膵炎に繋がってしまう可能性も出てきます。
ですので、なるだけ胃腸の調子が思わしくない場合は、アルコールは控え、
またカフェインも控えめにしたほうがいいのです。特に日本酒や洋酒は控えたほうがいいでしょう。
いつから飲んでもいいの?
やはりアルコール摂取で下痢を引き起こしやすいので、軟便状態でなくなるまではアルコールは控えたほうがいいと思われます。
ただしビールはアルコール度数も低く、水分補給にはなるという見方が現在では出てきているようです。
胃潰瘍でなければ、ビールは適度に飲んでもいいそうですので、飲み会などに参加されるのであれば、
ゆっくりペースでビールを飲まれたらいいと思います。
まとめ
食べ物にしてもアルコールにしても、胃腸炎だと制限がどうしてもかかります。
排尿回数や下痢などの症状が緩和されてくるのを自分で経過観察しながら、
適量を飲むようにされてみて下さい。もしちょっとでも胃痛などがあれば、飲まないことが一番です!
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