胃腸炎になってしまうと、吐き気や腹痛、下痢など辛い症状に悩まされてしまいますよね。
早く治して日常の生活に戻りたいところですが、元気になろうと無理に食事をすると、かえって悪化してしまう可能性があります。
では、どのような食事をするのが回復への近道なのでしょうか?
ストレス性胃腸炎には絶食が効く?
胃腸炎になってしまった場合、胃や腸の粘膜が腫れている状態なので、無理に食事をすると弱っているところに刺激を与えることになってしまい、治るのが遅くなってしまいます。
早く胃腸炎を治すには、食事をしないことで胃腸を休めて、治すことに専念できる環境にしてあげることがとても重要になってきます。
しかし、水分だけは生きていくために必要ですので、欠かさずにとるようにしましょう。
正しい食事制限の方法!
画像引用:news.livedoor.com
①水分=水だけということではありません
水分といっても、水だけではなく塩分や糖分も適度にとるようにしましょう。自分が飲みやすいと思うものであれば何でも構いませんが、炭酸飲料やカフェイン入りのものなど、刺激の強い飲み物は避けるようにしましょう。
また、ジュースやスポーツドリンクには糖分が多く含まれているため、飲み過ぎには注意しましょう。
②症状が治まったら、スープからはじめましょう
水分のみで過ごして症状が治まってきたら、少し具の入ったスープやみそ汁などを食べてみましょう。また、果肉の入ったジュースを飲むのも良いですね。
しかし、まだ胃腸は本調子ではありませんので、刺激の強いものは厳禁です。
③固形のものを食べてみましょう
スープなどを食べても違和感が無く「もう少し食べたいな」と思うようなら、うどんやおかゆなど消化の良いものから試してみましょう。
胃腸にとっては久しぶりの食事ですので、最初のうちは少量からはじめてみてください。問題なく食べられるようになったら、普通の食事を食べても問題ないでしょう。しかし、刺激の強いものや繊維の多いような消化の悪いものは、いきなりたくさん食べずに様子をみながら食べるようにしてくださいね。
ゆっくりと食事を再開しよう!
胃腸炎を早く治すために効果的とはいっても、絶食したからといって急に治るわけではありません。食事を再開する時は、急に固形のものを食べるようなことはしないで、柔らかいものから徐々に試すようにしましょう。
食事をして吐き気や胃痛などの症状が出てしまう場合は、無理をせずに水分やスープだけにとどめて様子をみるようにしましょう。
一般的には4~5日程度で普通の食事ができるようになるようですので、急がずにゆっくり食事を再開するようにしましょう。
まとめ
胃腸炎を治すためとはいえ、絶食をするというのは辛いものです。絶食のときにお腹が空いてしまって我慢できないなと思うときには、ゼリー飲料を常温で少し飲むなど、胃腸に負担をかけないことを心がけてくださいね。ストレスによる胃腸炎の場合は、ストレスの原因になっているものが解決しないと再発してしまいがちですので、普段から一気にたくさん食べたり、刺激のあるものばかり食べたりせずに胃腸に優しい食生活を心がけるようにしましょう。
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