この記事は左の肩甲骨の下側と背中の痛みについて書かれています。
ふいに気がついたら痛い場所があることってあるますよね。普段は痛くないだけに、なんで痛くなってしまったのか気になります。
とくに今回は背中の左側、とくに肩甲骨の下の痛みに注目して原因と解決法について調べてみました。
結論を言えば表層の痛みであれば脊柱起立筋のコリ、深層や今まで感じたことのない痛みであれば内蔵の関連痛が考えられます。
自分はどんな症状があてはまるのか、確認しながらみていきましょう。
背中の左側で肩甲骨の下の痛みは筋肉がの原因?筋肉が原因の場合、脊柱起立筋が凝っているから!
脊柱起立筋って聞き慣れない筋肉だと思いますけど、背骨の脇を大きく長く走る重要な筋肉です。
この筋肉があるから、体をまっすぐに保つことができるのですけど、
しばしば背中の痛みの原因になってしまいます。
凝ってしまうと、血流が悪くなってしまい、筋肉が痛みを発する形でダメージを伝えてくれます。
背中が凝ってしまうのには原因があります。
それは背中の筋肉が弱ってしまうことと、不良な姿勢によるストレスの2つ。
原因を一つづつみていきましょう。
脊柱起立筋が弱っていると背中が凝りやすくなる
脊柱起立筋は背中にボコッとした大きな縦線として触れるのですけど、これが弱い方はペラペラになっています。
背中を反らせるように力を入れてみて、うっすっらとしか触れないようなら弱っている可能性が高いです。
脊柱起立筋が弱いと、すぐに背中が疲れてしまい肩甲骨の下側あたりが痛くなってきます。
同じような作業姿勢をとって痛みがでる方は、とくにあてはまるでしょう。
あとは、うつ伏せになってから、手を使わずに反り返ってみましょう。
あまりする動作ではありませから、もしかしたらつってしまう方もいるかもしれませんので注意してください。
これで胸が離れるくらい反り返ることができない人は、背中の筋肉を鍛えてあげましょう。
脊柱起立筋を鍛える方法は色々ありますけど、バックエクステンションがおすすめ。
動画を貼っておきますので、やり方を真似してみましょう。
歪んだ姿勢が背中の左側の痛みを生んでいる
人間のからだは左右の非対称性がいっていの割合を超えると、うまく動かなくなってしまいます。
たとえば猫背は脊柱起立筋の弱化でもおきますし、左右に偏った姿勢をとってしまっても問題があります。
左の肩甲骨の下側には、左の脊柱起立筋がありますから、左に過度に傾いたらいねじった姿勢をつづけていることが原因で
疲れてしまって、痛みがでている可能性があります。
歪んだ姿勢を助長する行為
- いつも同じ方向にバッグを持つ
- 頬杖をつく
- 足を組む
- 長時間の同じ姿勢
- 長時間の同じ運動
以上の5点にあてはまつときは、姿勢の歪みが起きてる可能性が高いです。
鏡でみて左右の肩の高さが一定か、横から見て猫背がひどく頭が前にでていないかチェックしましょう。
背中の歪みは複雑ですから一概には言えませんが、
ひどく姿勢が歪んでいる場合は左の脊柱起立筋に負担がかかりやすい姿勢になっているかもしれません。
姿勢を治すポイントは、左右対称な姿勢で筋トレをすることが重要ですけど、すぐに治せるのは5つのクセを治すことです。
足を組めば土台の骨盤がゆがみますし、頬杖は噛み合わせを狂わせ顔面の変形を助長します。
普段の姿勢に注意してみましょう。
ストレッチポールで脊柱起立筋のコリをとって肩甲骨の下の痛みをとってしまおう!
根本的な原因解決も大事ですけど、まずは痛みをとってしまうことが先決です。
そこで活躍するのがストレッチポール。
いまは筋膜リリースが流行っていててゴリゴリしたのもありますけど、
基本的に形のいいストレッチポールが一つあるだけで、体のほとんどの部位をほぐすことができます。
やり方は簡単。ポールを引いて、その上に寝転んでゴロゴロ左右にころがるだけ。
これで左右の脊柱起立筋がマッサージされて、気持ちいのです。
しだいに筋肉の内圧が下がって、痛みが消えていきます。
猫背の肩や運動不足の方は寝転ぶだけでも、姿勢矯正になるので、一日一回5分つづけてみてください。
絶対に姿勢かわりますから。
内蔵の関連痛で背中の左側で肩甲骨の下が痛い場合
痛みのなかには関連痛と呼ばれる内臓からのヘルプサインがあります。
背中の左側の場合は、膵臓系です。
確率として一握の方にあてはまる程度ですが、万が一の場合はすぐに病院で精査が必要です。
ポイントは今まで感じたことがないような痛みや息苦しさが伴っていること。
普段とあきらかに違う痛みを感じたら、自分のからだを最優先して病院へいきましょう。
左肩甲骨の下の痛い原因は膵炎?
痛みのなかには関連痛と呼ばれる内臓からのヘルプサインがあります。
背中の左側の場合は、まずあげられるのが膵臓系です。
確率として一握の方にあてはまる程度ですが、万が一の場合はすぐに病院で精査が必要です。
ポイントは今まで感じたことがないような痛みや息苦しさが伴っていること。
普段とあきらかに違う痛みを感じたら、自分のからだを最優先して病院へいきましょう。
肩甲骨の下、特に左側から左下にかけての痛みや、みぞおちから左脇腹上部にかけての痛みは膵炎を疑った方がいいかもしれません。
痛みの程度は軽い鈍痛からじっとしていられないほどの激痛までさまざまです。
他にも、場所によってはすい臓癌であったり、胃炎であったり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が原因で背中が痛むこともあるのですが、左側の痛みは膵炎を疑う必要があります。
膵炎はどんな症状?
急性膵炎でもっとも多い症状は上腹部痛といわれ痛みの場所はみぞおちから左上腹部です。しかし、しばしば背中にも痛みが広がることみられ、痛みの程度は軽い鈍痛からじっとしていられない激痛までさまざまです。
痛みは前触れなく痛みが起こることもありますが、特に脂分の多い食事をした後やアルコールを多く飲んだ後に起こることが多く、吐き気、嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、発熱などの症状がみられます。
症状は何日か掛けて出ることもあれば、突然現れることもあり、知らないうちに痛みがなくなるケースも多いです。しかし次第に悪化して意識障害やショック状態を起こすこともあり、経過観察が重要です!
★どんな人がなりやすい?
膵炎の最大の原因はお酒の飲み過ぎと言っても良いでしょう。
しかし飲みすぎが原因とはいっても、一時的に飲み過ぎたから発症するわけではなく、長年にわたって適量以上飲んでいる人が、さらに大量に飲んだ時に起こりやすくなります。
お酒と膵臓の関わりを簡単に説明してみましょう。
お酒に含まれるアルコールには胃液の分泌を高める働きがあり、胃液には膵液の分泌を促す働きがあって、お酒を飲むと膵液の分泌が増えるわけです。
そうすると膵管の出口部分で調整がうまくいかないなどの状態になり膵液が十二指腸にうまく流れ込まず膵管内にたまり圧力をかけるようになって激しい痛みを感じる!
という仕組みです。
どうすれば左肩甲骨の下が痛いのが、膵炎かどうかわかる?
上腹部左背部に痛みを感じ、吐き気、食欲不振、発熱などの症状があるあ時は膵炎を疑った方がいいでしょう。
最終的には専門医の判断を仰ぐのが一番ですが、病院でのガイドラインでは↓↓のようになっています。
- 上腹部に急性腹痛発作と圧痛がある。
- 血中または尿中にアミラーゼ・リバーゼなどの上昇が認められる。
- 超音波、CTまたはМRIで膵臓に急性膵炎に伴う異常所見がある。
腹部の圧痛と血液データ、画像で総合的に判断するわけです。
膵炎の治療法は?
基本、絶飲絶食による膵臓の安静と、初期の十分な輸液投与です。食事などによって膵炎を悪化させることがあるので、急性期には厳密な絶飲絶食が必要です。
食事をとれないのはけっこうツライですね、、、
腹部の痛みに対しては鎮痛剤を使用します。軽症と中等症の多くはこのような治療で改善していきます。
重症の場合は合併症も考えられるのでICUでの治療が必要になってくる場合も。
いずれにしても早い時期での病院で診察を受けるのが良いでしょう!
左肩甲骨の下が痛いときのまとめ
左背部から腹部に圧痛がある方は膵炎の可能性があります。自分で押してみて痛みを感じるようなら病院を受診してみましょう。
病院では基本的には絶飲絶食、点滴のお世話になることになります。重大な疾患に繋がるため無理はしないこと!
お大事に。
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